災害(水害)発生時期 | 災害名称 | 被災地域 | 災害の状況 | 要因 | 特徴 | 備考 | |
西暦 年月日 |
和暦 | (水系本支川、自治体名など) | (浸水被害等の状況) | (水文学的特色を含む) | |||
1890年8月5日 | 明治23年 | 久慈川、茂宮川、里川 | 床上浸水:1万戸、流出家屋:1,800戸、 死者:500余人 |
茨城県大子町に「可恐碑」(おそるべしのひ) | |||
1910年8月11日 | 明治43年 | 関東大水害 明治43年大洪水 |
久慈川、里川、山田川 | 流出家屋:37戸 溺死者:119名 |
2個の台風と低気圧停滞に 伴う集中豪雨・暴風雨 |
久慈川、里川、山田川で堤防決壊 | |
1920年10月1日 | 大正9年 | 久慈川流域各地(久慈郡幸久村など) | 床上浸水:5,618戸 死者・行方不明者:90人 |
台風 | 久慈川流域各地で洪水による被害発生 二日間雨量:山方上流184㎜、榊橋上流206㎜ |
既往最大洪水と考えられている | |
1938年6月30日 | 昭和13年 | 久慈川、里川、太田近辺 | 床上浸水:2,802戸 死者・行方不明者:57人 |
台風 | 久慈川流域各地で洪水による被害発生、太田近辺大洪水 二日間雨量:山方上流238㎜、榊橋上流298㎜ |
既往最大降雨 | |
1941年7月23日 | 昭和16年 | 久慈川、里川 | 幸久村低地部全面泥海化12時間床上浸水 | 台風8号 | 北茨城市北部山地の総雨量が500㎜以上 二日間雨量:山方上流220㎜、榊橋上流219㎜ 山方地点流量:2,821㎥/s、榊橋地点の流量:3,982㎥/s 久慈川本川堤防決壊(日立市留) |
昭和13年6~7月洪水に次ぐ降雨 | |
1947年9月16日 | 昭和22年 | カスリーン台風 | 久慈川水系流域全体 | 浸水戸数:21,509戸、流出家屋:194戸 死者・行方不明者:74名(うち日立27名) |
台風 | 二日間雨量:山方上流149㎜、榊橋上流149㎜ 山方地点流量:2,629㎥/s、榊橋地点の流量:3,873㎥/s 里野宮堰流出。 |
昭和13年6~7月洪水に次ぐ水位 |
1949年8月31日 | 昭和24年 | キティ台風 | 久慈川、里川、太田南部 | 太田南部地区水没 | 台風 | 久慈川・里川堤防決壊、太田南部地区水没 | |
1961年6月26日 | 昭和36年 | 浸水戸数:341戸 | 前線性豪雨 | 二日間雨量:山方上流173㎜、榊橋上流186㎜ | |||
1982年9月11日 | 昭和57年 | 浸水戸数:47戸 | 台風18号 | 二日間雨量:山方上流108㎜、榊橋上流101㎜ | |||
1986年8月3日 | 昭和61年 | 久慈川流域各地 | 浸水戸数:755戸 浸水面積:約1,000ha(大臣管理区間) |
台風10号 | 栃木県内の茨城県側の降雨量大。 二日間雨量:山方上流214㎜、榊橋上流220㎜ 山方地点流量:2,821㎥/s、榊橋地点の流量:3,982㎥/s |
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1991年9月18日 | 平成3年 | 浸水戸数:413戸 | 台風18号 | 富岡、榊橋、常井橋で警戒水位を超える洪水。 二日間雨量:山方上流175㎜、榊橋上流176㎜ 山方地点流量:2,482㎥/s、榊橋地点の流量:3,390㎥/s |
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1998年8月28日 | 平成10年 | 浸水戸数:7戸 | 台風4号に刺激された 停滞前線 |
二日間雨量:山方上流196㎜、榊橋上流183㎜ 山方地点流量:2,295㎥/s、榊橋地点の流量:2,657㎥/s |
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1999年7月14日 | 平成11年 | 浸水戸数:46戸 浸水面積:218ha(大臣管理区間) |
停滞前線 | 二日間雨量:山方上流184㎜、榊橋上流167㎜ 山方地点流量:2,821㎥/s、榊橋地点の流量:3,982㎥/s |
出典資料・データ等の所在
・久慈川水系河川整備基本方針及び同策定資料(国交省)
久慈川水系河川整備基本方針
基本高水等に関する資料
久慈川水系流域及び河川の概要
・「環境百科久慈川」(常陸河川国道事務所)
・茨城県地域防災計画
・栃木県地域防災計画
・常陸河川国道事務所HP