著書紹介:   『東京デジタル重ね地図の可能性
 
東京デジタル重ね地図の可能性    森田 喬 (もりたたかし) 

                                                      
                            
 平成19年の9月から11月にかけて、「デジタル地図を使って多摩の歴史を探る」というテーマで五回の連続講座が行われた。以下のそれぞれの論考はその時の講演の内容をもとにまとめたものである。

   はじめに 

 デジタル重ね地図が何なのかについては、そもそも地図とは何なのかということとそれがデジタル化されてどのように変わるのかという二つの側面がある。地図といってもその捉え方は、それが広く利用されているだけに、利用局面の相違によってさまざまな視点がある。

 筆者らが属する専門は都市づくりであり、自分たちで様々な主題図を作成するとともに他で既に作成された多様な資料を参照することも多く、地図の大口利用者である。地域・地区の様子を観察し将来イメージを議論するのであるが、そこには個々の現象の詳細とともに全体像が必要となる。いわゆる鳥瞰図的なイメージが必要であり、それらが存在しないまま虫轍図を羅列してしまうと個々の位置づけが不明瞭となり相互理解が進まない。空間的に大きな対象を記録し表現するには視覚メディアが適しており、これまでも地図や空中写真・衛星画像などを用いることがよく行われてきている。

 これらの視覚情報は、近年ではデジタル化され地図情報システムとして表現方法が多様化するとともに情報収集の段階でも、各人が作成したデータを持ち寄る参加型の情報が構築されるようになってきている。

 それらを用いるとイメージとしては頭の中に持っていてもなかなか具体的に表現できなかったことが容易に表わせるようになり、更にはそれらの空間的な情報を操作的に重ね合わせることにより発見的方法として用いることができる。

 つまり、地図という一つのシステムを有効に用いると、過去・現在・未来、全体と部分、そして多様な主題の間を行き来しながら新たな事実を明らかにし、認識を共有し、将来を同じ基盤のもとに論じることができる。ここではそれをデジタルアトラスという概念に集約化し、その可能性について述べてみよう。

    1 地図の重ね合わせ

 表題にある「重ね地図」であるが、地図を重ねることは従来から行われてきている。しかし実際に自分で行うとなると意外に面倒である。大きさ(縮尺)が同じでないと位置合わせが難しく比較しにくいし、用紙(メディア)が透明でないと重ね合わせた両者の重なり具合が観察できない、というように条件が整わないと行えない。

 しかし、地図を重ねるという概念がすぐに理解できるのは、実はこの作業は頭の中で日常的に行われているからにほかならない。例えば、世界のどこかの場所で起こつた出来事を知らせるニュースを理解する場合は、頭の中にすでにある地図に新たに起こった場所を重ね合わせてイメージ化している。

 背景図であるベースマップとニュースとなるテーマ情報が重ね合わせられているわけである。昨年の四月一二日付けの東京新聞に「東京デジタル重ね地図」という記事が掲載された。そこでは、私たちのグループがまとめつつある概念が紹介されている。見出しは、「歴史環境 時空を超えデータ表示」となつている。

 歴史や環境に関する情報がデジタル化され地図のうえに表現されているが、それらを更に重ね合わせにより表現すると相互関係が多面的に見えてくるという論旨となっている。

   2 地図の特徴

 地図には様々な縮尺のものがあるが、なぜ縮尺が違う地図が作られるのであろうか。この間いかけがおそらく地図についての根本的な問いかけである。地図は実世界を縮めて記号を通して表現したものである。

 人間にとっての実世界の把握は、まず五感を通じて感覚器により取り込むことになる。そして、広がりがある空間は、視覚を通じて把握するのが最も便利である。視覚の不自由な方々はそれを補う情報が得られない場合は行動が制約されることでも明らかであろう。

 そして、認識した内容を残しておくにも視覚を通して把握できるようにするのが一貫性があって都合が良い。この場合、大きな空間は大きなままでは記録できないから小さくして記号化すると見やすい表現となる。そこでは、どの程度に縮小するのかが問題となる。拡大・縮小は10倍ぐらいまでなら同じものが大きくなったり小さくなったりしているという感覚があるが、それ以上になると最早情報内容が違ってくる。例えば、A4用紙が与えられたとして、その上に地図が10倍以上縮小して表現されると縮小により記号自体が潰れて見えなくなり、代わりに最初の地図に含まれていなかった周辺部の面積の割合が増加しその状況が意味を発し始める。

 そこで、それぞれの目的に応じて適切な大きさを (縮尺) 選択することになる。周辺を含んだ位置的なコンテクストが表されているのが地図として重要なのである。そして、そのコンテクストが信頼されるためには空間が均質に規則性を持って描写されることが必要である。つまり、地図の中に例えば空自部分があったとすると、そこは何もないことを表しているのであり、情報がなくて空けられているとは思われない。つまり、つまみ食い的に適当に情報を記述した場合は誤解を受けることになる。

 国土地理院は国として統一した図式を定めて国土の現状が分かるように各種の地図を作成している。地形図の系統では、二万五千分の一地形図、二〇万分の一地勢図、三〇〇万分の一地方図が整備されており、記号や情報内容がそれぞれの縮尺において統一化されるとともに、異なった縮尺のもとでは用いられる図式(記号体系) および表現内容が異なっている (図1)。



図1 縮尺の相違による表現内容の違い(国土地理院の地形図類による)

 このように統一図式を持って作成された地図においては、異なった地域の相互比較が記号分布の相違を通して観察できると同時に、同じ場所の時期が違う地図についても同様に相違があればそこに変化が生じていることが分かる。この変化を将来について意図して表現すると、それは将来の予想やあるべき姿を表現することにつながる。つまり、地図には過去・現在だけではなく未来を展開することが可能なのである。

 このような操作は、地形図だけではなく人口分布図や、気象図など、さまざまな主題に対しても行うことができる。そうすると同じ地域について位置という共通項をもとにさまざまな主題図を集積させることができる。位置を与える地図が知識の共通のプラットフォームの枠組みを与えることになるのである。それらを集約化すれば地域全体の過去・現在・未来が検討可能となる。

 これらの一連の操作が、デジタル化により行いやすくなってきたのである。

   3 デジタルアトラス

 地図情報をデジタル化し集約化するとデジタルアトラスとなる。ここでは、いわゆる地理情報システムのデータベースとは区別している。後者は、空間に関する情報であれば地図のイメージがなくても収録するため情報内容が分かりにくいことが多い。前者はあくまでテーマに基づいて何かを表現しようとしている地図を出発点としており、その集約化とそこに集約された地図をもとに重ね合わせをはじめとしてさまざまな参照用の機能を与えるというのを基本概念としている。

 このような考え方で、近年米国で発表され世界中で利用されている汎用システムであるGoogle Earthをプラットフォームとしてわれわれのチーム (法政大学大学院エコ地域デザイン研究所) では「デジタルアトラス」を構想し利用している。その基本機能は以下のようになっている。

 (1)散在する地図情報の集約化

 さまざまなテーマを持ったさまざまな地図がさまざまな人々によって作られているが、それらは散在しており、それらを求めに応じて適宜に相互参照するには困難が多い。閲覧が容易にできるように地図資料のデジタル化を行いデータベース化するとともにネットワークを通じてそれらの相互参照ができる。

 (2) スケールフリー

 従来、地図を相互参照する際は、縮尺を合わせて並置するか重ね合わせを行っていた。多くの地図は、テーマに応じて任意の縮尺を用いているから、縮尺を合わせるには拡大縮小を強いられることになりその作業が障害となっていた。この困難から解放するために縮尺ではなく地図上の図形の形状合わせ、あるいは経緯度で位置合わせを行うことができる。

 (3) 重ね合わせ

 地図の重ね合わせを行う場合、何れかが透明あるいは半透明であると透かしによる観察が可能となる。従来はトレーシングペーパーやフィルムにより行ってきたが、地図がデジタル化されれば同様な状態を作り出すことが出来るので、任意の地図を重ね合わせて観察を行うことができる。

 (4) 拡大縮小、回転、移動


 地図は実空間を視覚記号を用いて図形化したものであるが、観察したいテーマに応じて適切な大きさおよび位置・方向を与える必要がある。このためには拡大縮小、回転、移動などが自由にそして容易に行うことができる。

 (5) 俯瞰

 地図は通常、真上からのアングルで投影されるが幾何学的には正確であるが日常的な観察の視線ではなく抽象的である。一方側面景観は日常的な観察の視線であり実感性に富むが見えているものの背後の様子は見えない。

 両者の利点を生かし欠点を補うのが鳥瞰図であり、遠近法も加味すれば臨場感が大きく空問把握も容易である。しかし、その作図は視点を与えて行うもので手間がかかり異なる視点からの鳥瞰図はあらためて作図しなければならない。デジタル化により任意の視点からの鳥瞰図を容易に得ることができる。

(6) 高さ

 地面の高さを表す等高線は、急斜面は線の密度で分かるがどの面が凸でどの面が凹であるかを直接表現できない。

 これは陰影段彩などの方法により補うことができるが、3Dモデルを用いれば建物の高さや地形の凹凸を直接表現することができる。データが供給されたものについては、3Dモデルにより側面景観から垂直から見た平面図まで、任意のアングルで観察を行うことができる。

 (7) 記号、モデルの追加

 地図は閲覧すると同時に簡単な書き込みが行えると便利である。新たな記号、平面図形のみならず3Dモデルを追加しカスタマイズすることができる。

 (8) 図形の属性情報の収録・表示

 追加した図形には、その対象物の属件情報も併せて参照できると便利である。また、それらの属性情報を分類して表示すれば分布図が描ける。このように図形情報については写真や説明テキストあるいは関連情報などの属性情報を収録・表示することができる。

 (9) 分類・検索

 地図の参照は大別して、テーマ、場所、時代などのキーワード検索、あるいは索引図を用いて範囲を指定する地図検索により行うことができる。これらの両方からの検索を容易に行うことができる。

 (10)参加型の情報共有

 地域に関する研究コミュニティでは多かれ少なかれ各人がテーマの深化に役立つ主題図を作成している。これらの地図が容易に相互参照できるためには、各々が地図情報の発信者でもあり受信者であること、すなわち参加型の仕組みであるのが望ましい。

 そこで、ネットワークを通じて自ら作成した地図を容易に発信することができる。これらの機能は、利用者が空間に関する情報をいかに理解しやすい形で参照し、発見できたことを第三者に伝達しやすいように加工するかであり、その機能をデジタルシステムとしてアトラスに組み込んだものである。

 そのねらいは、今後の東京の都市づくりを考えるに当たって、地理的・歴史的コンテクストを時空間を大きくとらえるなかで将来デザインを提案していこう(図2)というもので、提案のためのプラットフォーム、そして意見交換のためのフォーラムとして機能させることを目指している。


図2 地理・歴史的コンテクスト  
      

このデジタルア トラスに、最初に組み込んだのは、関東地域の利根川、荒川、多摩川の源流を含む範囲で、地形 (陸と海のデータを統合化し海底地形を含む) と水系を統合化したベースマップである (図3)。
 そして、台地と低地を際立たせた地図も用意した (グラビア 図5)。ズーミングした場合に用いる地区の詳細地形もデータが人手できる範囲について作成した(グラビア 図1)。これらに、さまざまな主題図が重ねあわせられている。


図3 地形・水系よるベースマップ


 特定の場所のスポット情報については、その位置に記号や番号を設置し、その属性情報として図、写真、テキストが記録されている。情報の伝達はGoogle Earthが与えるkmlファイルを用いて行っている。この仕組みにより情報収集・提供の参加型が実現されている。

   4 さまざまな地図

 これまでに作成されてきた地図には様々な種類がある。新たな地図を作成しなくても既存の地図を重ねるだけで新たな知見が得られる可能性がある。このような時空間情報として以下のような代表的なものが存在しており、適宜取り込んで利用している。

 (1) 地形図 

 身近な空間から出発して空間が大きくなればなるほど組織的な地図づくり体制が求められる。

 国や自治体の経営には地図が不可欠であり、特に新たに測量を行い地図を作成するには公的・組織的な仕組みが必要である。そのなかで最も基本となるのは、陸地の地形図および海の海図である。地形図は地形のみならず地名や主要施設など、地域の現状を総合的に把握するために作成され用いられる。

 国土地理院が刊行する二万五千分の一の地形図が最も標準的であるが、更に詳しいものとして国土基本図あるいは都市計画図と呼ばれる二千五百分の一の地図がある。前者は、全国を同じ縮尺と表現で均一に覆っているが、後者は家屋が一軒一軒表現されている詳柵な地図で、都市計画区域が設定されている都市部を中心に刊行されている。

 また、水面の存在を相対化して陸部から海底までの連続した地形観を持つには海図が不可欠である。

 (2) 旧版地形図 

 重ね合わせ比較対照する対象空間は現在のものとは限らない。空間的事象であっても過去から現在に至る時系列的情報が把握できると理解が進むであろう。地図は、それが可能である。地形図については、旧版地形図と呼ばれる明治以降関係官庁により刊行されてきた一連の資料が有用である。

 その最初のものは、伊能図をもとにした明治初期の「官板実、測日本地図」であり三枚で日本を覆っている。それより以前は奈良時代にはすでに土地台帳のような開田図や荘園図と呼ばれる地図がつくられていたし、江戸時代になると諸藩で国絵図や街絵図が作られるなど、見取り図的な地図は数多く作られてきており、これらから情報を抽出・復元する試みも行われている。

 明治10年代には関東一円を対象とする「二万分一迅速測図」が作成され、同じ頃「五千分一東京図」が現在の山手線の内側の約三分の二程度を中心に図化されている。明治18年には「二万分の一正式地形図」が全国を覆うべく開始されるが数年後に五万分の一に変更され明治二九年より刊行されることになる。昭和40年には五万分の一に替わって二万五千分の一が基本図となり20年後には完了する。

 これらの基本図は一定の間隔で修正されるので時系列的変化を追うことが可能である。更に大縮尺となると、大正8年(1919)に都市計画法が制定されて東京では三千分の一地形図が作られるようになり、部分修正を重ねた後、昭和31年から44年まで東京都により三千分の一地形図が新たに作成された。昭和45年からは国土基本図としての位置づけにより二千五百分の一が整備されている。これらも5〜10年毎に修正されているので時系列で追うことができる。

 (3) 空中写真 

 地形図を作成するには空中写真を撮影して行うが、得られた空中写真は、その時点での地表の様子を組織的に網羅的に撮影しているから貴重な資料である。しかも終戦直後から日本全国が定期的に撮影されている。近年では、解像度は低いが撮影頻度が高い衛星画像を補完的に用いる試みも行われている。地形図はその中から必要な情報を抽出し記号を通して表現したものであるから写真には記号に表現されなかった事実が残されている可能性がある。


 (4) デジタル地形モデル 

 この方法は、等高線に代わって対象空間を均質な間隔のメッシュで覆い、各々のメッシュ区画に高さを直接与えていくものである。国土地理院では数値地図メッシュ標高として、メッシュ間隔が二五〇b、五〇b、五bについてデジタルデータを刊行している。このデータを用いると、等高線、段彩、陰影、斜め方向からの俯瞰図、などがソフトウェアを通じて構築できる (図4)。

 詳細な高さがわかると微妙な地形の変化が観察できる。河川、道路、鉄道などのネットワーク的な対象のほか、公共施設の分布や植生の分布など、さまざまなデータ項目と重ね合わせると新たな発見が得られる可能性がある。


図4 地形の高さ表現

   5 ユビキタス空間情報 

 デジタルアトラスは、既存の地図を参照するだけではなく、自ら作成した地図を取り込んで利用できるとともに、その情報をネットワークを介して相互にやりとりができる。データベースは、ある一定以上の情報が蓄積されるとその後は急激に蓄積情報および利用者が増加すると言われている。

 また、このような情報は室内だけで利用するのではなく、フィールドに出ても空間把握の支援情報として 「いつでも」、「どこでも」参照できるのが望ましいし、同様に情報収集のツールとして利用できればさらに利用価値が高まろう。このような環境は、地図利用にとって極めて自然であり、地図の本来の姿への里帰り、あるいはルネッサンスと考える事も出来る (図5)。



図 5  地図 のルネッサンス 

つまり、恐らく最も素朴な地図は頭の中の地図であり、紙などが発明される以前はその場で地面などに描いて使っていたのではなかろうか。その場で作って使う、まさにユビキタス・マッピングといえる。紙に記録される地図の登場と共に、特に印刷図になってから地図を作る人と使う人が分離し始める。

 一枚物の地図が綴じられてアトラスとなりデジタル化されてコンピュータに収録されるようになると情報量が豊富になる一方、持ち運びが不便になる。これがモバイル機器の登場で持ち運びができるようになりつつある。再びユビキタス・マッピングが身近なものとなろうとしている。

 素朴な時代と違うのは、すでに蓄積された時間的空間的に拡がった膨大な情報が存在していることである。これが有効利用できれば空間と関連した認識やさまざまな判断も変わってくるであろう。認識できる時空間コンテクストを拡張することができるのである。

 書籍としてのアトラスは大きくて重い。それがモバイルになり、実空間と地図が相互参照できるオンサイトのマッピングとなるのである。

    6 今後の展開

 「デジタルアトラス」 の可能性について、さまざまな角度から検討してきたが、教育、およびまちづくりへの効用についても最後にふれておきたい。地図・アトラスがプラットフォーム機能を有することは最初に述べた通りである。

 情報の集積を図ることができると同時に発信も可能である。すなわち、コミュニケーション・ツールとしての機能がある。調査を行い、得られた情報を記録し、課題を検討し、提案を発信する。この一連の作業を同じフレームの中で行うことができるから、今後、例えば、大学においては、実習・スタジオ系の授業に活用する、市民参加によるまちづくりに相互のコミユ:ケーション支援システムとして用いる、高齢化社会では身の回りの環境に対する歴史も含めた知的好奇心が高まっているからそれを満たす仕組みの一つとして活用する、などへの展開が考えられる。

 なお、パリには「都市計画建築情報資料センター」が市の中心部のアトリエを改造した独立施設としてあり、そこではパリの過去・現在・未来について、都市模型、計画案の模型、地図、企画展、講演・セミナー、映画・ビデオ映写、アトラス(デジタルおよびアナログ)、資料などを通じて多元的に展示されており、それぞれの表現方法の特徴を生かした新鮮な刺激を与えてくれる。

 本稿におけるデジタルアトラスも可能性が大きいとしても、そこに一元化することを主張しているのではない。適材適所が基本であろう。しかし、まとめ役としての機能は大きいと思われる。多摩地域についても、多元的なアプローチを可能とする何らかの拠点が成立すると個別的な歴史研究にも相互のつながりが出てくるのではないだろうか。

※文章中で参照のグラビア掲載デジタルMAP  
 


出展 多摩のあゆみ 130号〈特集 デジタル地図の可能性〉
         
平成20年5月15日発行(季刊) 財団法人 たましん地域文化財団 
       
 
本稿は上記の図書(季刊雑誌)より抜粋して紹介しています。同書は、特集デジタル地図の可能性と題して本稿を含む下記の論考を掲載しています。

〈特集 デジタル地図の可能性〉
●東京デジタル重ね地図の可能性
●水みちからみた多摩、武蔵野のなりたち
●地形から読む地域の形成史−杉並を中心に
●多摩の凰の通り道と緑・水の冷却効果
●多摩〜武蔵野の歴史的風教の再生考

森缶 喬
神谷 博
陣内 秀信
出口 清孝  
高橋 寮一
 本書は、武蔵野の歴史地理的な地域研究において、デジタル地図によるその可能性を論じた特集であり、地図の活用や表現方法を学び、理解を深めたい皆さまにお勧めの図書です。入手希望の方は、下記のサイトにお問い合わせください。 在庫があれば、郵送料のみで送って頂けるそうです。 http://www.tamashin.or.jp/ayumi.html